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LaboのLはLearnのL?!

​様々なラボ活動を経験してきた4年生の大学生ラボっ子の2人に

パーティ活動を通して学んだことは?の対談をしてもらった。

長いパーティ活動を振り返り今の自分と照らし合わせた2人の対談が

パーティ活動をより充実したものにするきっかけになればよい。

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神奈川田園地区

川村パーティ 大学4年 

ブルー

​ラボ歴:19年

神奈川中央地区

田辺パーティ 大学4年 

こーだい

​ラボ歴:18年

MC:神奈川中央地区 賀谷パーティ 大学4年 たけしゅん

まず、ラボの根幹にあるパーティで高校生までにどんなことを学んできたかを知りたいです。

ブルー:自分が小中学生の頃は年上にも、年下にも同期にも満遍なくラボっ子がいたって感じだった。その時から縦のつながりってすごい重要だなって感じる場面が多くて、合同パーティのときもただ上の人たちが「これやろ、これやろ」っていうのじゃなくて、ちゃんと小学生の意見も聞いて「なにやりたい?」とか「キャンソンやる?」とか聞いてくれたし、そういった上期生の姿を見て、私もこうなりたいなって憧れを抱ける環境が常にあったかな。

こーだい:そうね、おれも幅広い年代がいるってことがパーティのよさで、いまブルーが言ってくれた憧れもあるし、なんかこうパーティってあくまで一つの枠組みであって、そこで色んなことを一緒にやるわけじゃん。合同パーティもそうだし、クリスマス会みたいなイベントもそうだし、テーマ活動もそうだし、ってやっていく中で色んな年代の子たちと、イベントだったら会を成功させるとかテーマ活動を作っていくとかそういった経験ってなかなか他では味わえないじゃん。そういう意味では唯一無二の経験をさせてもらったな。ずれるかもだけどこれかな。

いまパーティとしては縦のことを意識したけど、その過程で

縦割りの中でこういう力が身につくと思ったときはあった?

あと、その中でどんな力が社会に出た時でも役に立つと思う?

ブ:そうだね、やっぱり周りを見る力は昔からも大事にしているし、今も、これから社会にでる時も活かせると思う。やっぱラボって周りを巻き込みながら行動をする文化で、それを自発的に挑戦し続けられる環境だと思うから、なんか周りを見る力においても、周りに合わせるんじゃなくて、自分から何かをするっていうところが身についたかなって思う。私は妹っていうのもあって、昔は周りを見て自分の行動を諦めてたことが多かったけど、今はパーティのラボっ子が地区活動や神奈川支部活動に出られてなくても、少しでも巻き込むために私は出るよって感じで前に出られるようになったなって思う。それはOB・OGのラボっ子にお世話になったなっていうのがあるから。そこからも繋がってるなって思う。

こ:周りを見て巻き込む力か、確かになって感じ。それでいうと俺はブルーとは環境が違って、ずっと小学5年生からパーティを一番上の学年として引っ張ってきて、自分が伝えたいことを下のラボっ子に伝える力っていうのもそうだし、彼らの意見を引き出すところもテューターと一緒に二人三脚でやっていて、自分自身はずっと一番上って感じだったけど、誰しもラボを続けていると一番上になることがあると思うし、そういう経験ができることはパーティならではだと思う。

ブ:えーすごいそれ

こ:けど今はブルーも一番上でしょ。

ブ:私はたった2年ぐらいだし、、

こ:それでも十分経験は詰めたでしょ。ずっとだからかな、力が付いた話という軸からはずれるんだけど、自分で主体的に動いて行かないといけない環境だったから、自分がコミュニティのために動くっていうある種の主体性みたいなものが当たり前に身についたかな。この主体性みたいなものは、これからも自分が一番上じゃないコミュニティに行ったとき、自分を動かしてくれる原動力になっていく気がする。

​ブ:分け隔てなくできるからね。

こ:あとは失敗が許される環境かな。失敗が許される場所としてもパーティはでかかったなと思う。だからこそ、小さな成功体験から自信がついたり、ホームステイとか留学とかもろもろ大きな挑戦をするときもパーティという土台があったから挑戦できたかな。

高校生までの話をこれまでしてもらったんだけど大学生になってからパーティ活動で学んだこと、大学生になって変化したことを聞きたいです。

ブ:えーと、リーダーになって、どうやってテューターとラボっ子のやりたいことをすり合わせるか、どうやってお互いにそれを伝えるかにすごく悩んだからこその成長があったかな。この間周年発表会の実行委員長をやったんだけど、下のラボっ子に輝いてほしいという想いがある中、任せてくれることが多くて、どこまで自分がやって、どこまでをそしてどうやって下の子に任せたらいいのかですごく悩んだ。 リーダーとしての立ち振る舞いって難しいなってその時痛感したね。やっぱりパーティってみんなでひとつであり、それがよさだなって私は思うから、リーダーとして2年間、一人一人の意見に耳を傾けることを大事にしてきたから、少しずつできているところもあり、今も課題かな。これは社会に出ても絶対に活かせる力だと思うから、ラボっていうコミュニティじゃないけど頑張って次の一歩を踏み出そうと思っている。

こ:めっちゃいいね。高校生まではさっきも言った通り、下の世代に伝えることと下の世代の意見を引き出すことを続けてきた。それに比べて、大学生になってからは色々な活動に出る中で、俺が経験したことを下の代に落としていかなくちゃいけないって発想が新しく生まれたかな。だからこそなんだろう、自分の経験だったり価値観だったりをいわゆる還元して、それを受けて下のラボっ子が新しいことを考えたり実践したりと、いろんな選択をしてくれる良さを知ったし、それをやらなきゃなって思いがある。何だっけ質問?

たけしゅん:明確に大学生になって得たもの学んだものは?

こ:得たものは、自分の経験を言語化するタイミング、タイミングというかコミュニティとしてパーティがあったし、それを伝える力がついたと思う。特に俺の場合は留学とかホームステイとかシニアメイトとか下の世代にやってほしいことがいっぱいあったから、自分にしかないものをいかに盛り込んで伝えることを頑張ったかな。

ブ:「これいいよ」って進めたものをやってくれる?「忙しいから」ってことが多くて難しいんだよね。やってくれる子もいるんだけど、皆に経験してほしいじゃん。

こ:できればね。留学は全員が全員行くのは(笑)。

ブ:それはちょっとね(笑)。

こ:そうなんだけど、どうして俺が行ったのかとか、何が良かったとかを話すことで、留学じゃなくても国際交流に興味を持ってもらったり、行動してみようかなっていう気持ちになってもらったり、選択肢を増やせるだけでも意味があるかなって思う。俺の後を辿ってほしいっていうわけではないし、べつに俺がやったことが全員に合っているわけでもないと思うけど、人の経験を聞くことで視野は広がるかなって。

ブ:そうだね。個性もあるし。

こ:やっぱりこの子には行ってほしいなと思った時には詳細に言うって感じかな。

た:まとめると、無意識の内に上の世代から受けたり、リーダーだからやっていたことを、大学生になって改めて自然と意識してやるようになったって感じかな。大学生っていうターニングポイントがあり、それに伴って言葉として伝える力や周りを巻き込む力とかを得られるのかなと思った。だからこそ、何かを得るためにとかは意識せず、純粋にパーティ活動を楽しんで続けることで、きっと二人みたいに自然といろいろなことが身につくと思います。

最後にこの対談を読んでいるラボっ子にメッセージをお願いします。

​ブ:私はもともと、あまりラボが好きじゃなくて、途中辞めたいなって思うことがあったタイプなんだけど、それでもラボを続けてきてよかったなって思ってます。それはラボをやっていると新しい自分に出会える。というか新しい人に出会える、考えに出会える、価値観に出会える、色んな出会いがあるわくわくっていうのはラボ、パーティにいくたびに増えていくもの。もし今ラボにパーティに行きたくないよって人でも学年を重ねる度にラボは広がっていくから、原点であるパーティをはじめ、色んなラボに挑戦してほしいです。そして挑戦するためにも、ぜひ続けてください。

こ:パーティって毎週同じ仲間、同じテューターと会うっていう特殊な活動だなって。そういう仲間だからこそ、自分のことを理解してくれたり、後ろ盾で応援してくれたり、あったかい環境だと思う。その環境をなくさないためにも、細々とでいいから続けていてほしくて、何か挑戦するっていうときに必ずパーティっていう土台が常にあるように、パーティ活動を楽しんでほしい。

ブ:失敗してもいい環境付け足しといて!

こ:失敗してもいい環境最高!

​ブ:失敗するぜ!

こ:それだと意味変わってくるわ!(笑)

​【後書き】

今回の対談を経て、ラボ活動の根幹にあるパーティについて深掘りができたと思う。やっている内容はパーティにより様々だが、どんなパーティでも学べることは多い。

すぐに活かせるようなスキルとして学べることよりも、人間性や社会性というものが身に付くことがラボ活動の一番の魅力であると考える。​

この学びを得るためにもぜひ読者にはラボを続けてほしいし、機会があれば自分のパーティ活動における学びについて振り返ってみてほしい。

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